ファイナルデッドサーキットについて語ろう

クリスマスだってのに相方にプレゼントの1つも用意しなかった万年金欠な私こと日笠です。許せ相方……また今度な

 

みたまやとして、現行体制で活動を始めたのは今年のことですが、それもはるか昔のことのように感じられます。今年はお世話になりました。

おそらくこれが年内最後の記事になるでしょうし私が過労死すれば今生最後の記事となるでしょう。仕事忙しいぽよ。死ぬ前に文フリのお礼記事が上げないとね。早よあげろや。

 

さて、かねてから案のあった「なんかしらの評論をあげて顧客を手に入れる」という方針のもと、なんかしらの映画批評(もとい感想文)を書いてみるか、さてなんのことを書こうかしらどうせなら有名どころじゃないのがいいわね、でも心の弱いオタクだからしっかり有名どころを選んじゃう。いやまあSEOの観点からタイトルにぶち込んだけど『ファイナルデッドサーキット』(2009)の吹き替え版を見たという話

 

事故死の方がまだ楽に死ねたんじゃ……?

 

 

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今作は大人気ファイナルデッドシリーズの4作目に当たる作品。知らない人のために説明すると

 

「予知夢で死を回避! しかし回り込まれてしまった!」

 

という話。ほぼ全シリーズ共通。まあ私は初代と、次回作まで生き残った女のひとが「私は死ぬのよぉ!」と錯乱して死の危険性のない隔離病棟に保護(軟禁)されてるっていう始まりの話しか見てないです。あとこれ。

ある日突然予知夢に目覚めたなろう系みたいな主人公が見事凄惨な事故を回避するけど、それに負けず劣らずの酷い死の運命が生存者を追いかけ回す。

 

「人間ドラマも恋愛要素も必要ねぇ! 死ねっ!」

 

という監督の強い意志を感じられる。

 

ほんと、些細なことから死にます。

ぽんぽん死ぬ。

え、それで死ぬ? ってのが多い。

 

ストーリーの大前提として登場人物が死ぬ、というのがあり、観客もどうやって死ぬの? という期待を持っているからシリーズ物としての強みであるお約束が効果を発揮してるいい例だと思う。だって本当に、人が死ぬだけの映画だぜ?(褒め言葉)

 

シリーズ物であることの強みついては今度仮面ライダーの時にでも話すとして、本当に死なせ方が上手。1人死ぬと次の人物のターンなので、放送中はずっと人の死因を映しているし、こっちもいつ何で死ぬのかとハラハラする。

 

展開のわからない面白さと展開のわかる面白さって似てるようで少し違う気がしてる。だれかが「犯人がわからないのがミステリー」「犯人が分かってるのがサスペンス」と分けてたけど(今は明確に区分されてなさそうだけど)それに近い話なのかと。

 

要するに「この物語はどういう結末に進むのかしら?」とドキドキしながら見るのと「先の展開は分かっているが、どうやってその展開に進むのかが気になる」という風に見る違い。この場合は死ぬことは分かってるけどどうやって死ぬかが気になる、というロジックが成り立っているから面白いのかなと考えました。これ批評? 感想? 昔から感想文苦手なんだよな。上質なエンターテイメントは頭空っぽにさせてくれるからいいのであって、あれこれ考えるのは無粋では? という自分の観察眼のなさを棚にあげた持論を持っているから……でも語りたいこともある。上手になりてぇ、論評。

 

炎上の運命からは逃れられない……

 

人って何で死ぬかわっかんねぇしもっと気をつけて生きようという気持ちにさせてくれる映画だと思います。見て。

 

文責:日笠

(今回ネタ少ないな)