急げ! 転職君

こんな会社辞めてやる! と決意してからはや三ヶ月経ちましたが新社会人のみなさんはどうですか? 私は持ち前の優柔不断を存分に発揮して今も居心地の悪いデスクに身を落ち着かせております。こういうのも慣性の法則っていうんですかね。

 

こんなはずじゃなかった。私はもっとできる子だ。生き方さえ違えば星になれた。生きてるのが楽しいわけじゃない、死ぬのがめんどくさいだけ。長年培った生き方やり方ってのはそれまでの人生分加速をつけて背中を押してくるから止まるにしてもそれ相応の力がいるわけで、それするくらいならゆるくブレーキかけつつ軌道に従い続けて死ぬ頃には止まってるかなとかそんな感じ。

相手に冷めてきた、一年半目くらいの交際によく似てる。嫌いになったわけじゃないけど、あの頃のドキドキはなくなった。新しい恋を見つければ幸せになれるかもしれないけれど、もう少し我慢したらいいことがあるかもしれない。それは二年の記念日で? あなた覚えているかしら。赤い手ぬぐいをマフラーにしたあの日……歌詞は良く知らないんですけど。交際30年とか、夫婦生活50年とかすごいよね。よくもまあ惰性だけでだらだら続いたもんだよ。どんだけ初速早かったのかな。旦那さんが早(ry

 

こんな感じでいいのかこのブログ!? いいか、動き出したものは止まりにくいんです、勢いがついたら軌道修正も大変なの。車は急には止まれないし、セガのあの青いハリネズミ・ザ・ベッジホックだって曲がれない。オウッてなって周りにリング撒き散らす。てかあいつ人生で曲がったことあんのかな。基本前後上下移動しかなくない? ドッスンが上下運動なことに対しマリオくらいの有利しか取れてなくない? 

 

 

年を追うほどに止まりづらくなるほどに、ブレーキを踏めずに誰かを巻き込んで悲しみの淵で初めて歩みを止めれるように、転身も後退も停滞も前進も、それはきっと若い頃だけの特権で何かをするのに遅すぎるというのはやはりあるはずで、そんなだけどギャンブルするには難しい社会だし背負ったものも多すぎた。重いもの方がよく"かんせいがきく"。

この一文、一気に変換するにはやはりまだまだ機械も力不足らしいので、人間は人間なりに惰性でそれぞれのかんせいを働かせればいいんじゃないかと、雨の中歩いてて思った。家がもうすぐだとたとえ降られても傘差す気ないよね。なんかもったいない。これも物理法則なんだとしたら、ノーベル賞アカデミー賞もやっぱり一緒なんだよきっと。たまにどちらか間違えるもん。

 

最高速の新幹線から飛び降りたら体が粉微塵になるように、早すぎる時代の展開の中ふと立ち止まるってのはなかなかできないことなわけで。いや出来たらいいなと思ってるからこそできてる人を見てやっかみ嫉妬しぜつぼうするんですけどね。また私じゃなかった、って。何もしてないのに。

いやあれ立ち止まったのかな、どう考えても空挺のそれだろ、用意周到に、なおかつ完璧な地点に計算づくで降り立ってる。そんな作品がありました。

きっと儚いものの方が美しく見えるようにできてるんだと思う。それは自殺願望にもどこか近くて。風のように流れる車窓から見えた一瞬の風景が目に焼き付いて離れなかったり、消える流れ星があんなにもありがたかったり、いなくなる人の方が恋しかったり。いた時よりも大切に思えたり。後から見直されて評価される文豪もそりゃいると思う。だけど、今を生きる人が今を活きた作品に触れることも大切なんだと思う。そんな今を象徴するエンタメの流れが、私はこれも文学だと言い張るけれど、ツイッターにありました。ニンジy(ry

 

ごほん。

 

どーなっつ文庫。

 

ぜひ調べてみてください。

 

では来週。

 

(日笠)